Sento-本

現在、京都新聞毎週木曜の夕刊で、洛中洛外お風呂噺」という記事が連載されています。
お決まりとなった建物のことから、料金や燃料など銭湯(特に京都に焦点をあてて)にまつわることが書かれていて、単に文化史の中におさまらず、本当に銭湯雑学といった感じでしょうか。


これを書かれている林宏樹さんは、「京都極楽銭湯案内」という本の著者でもあります。この本では、京都市内の銭湯を、建築やタイル絵、お風呂の様式など主に銭湯の表象から、紹介しています。だから写真がとてもきれい。そして何よりすばらしいのは、この本はあくまで銭湯の「紹介」に徹しているところ。入浴マナーやら銭湯に行こうとうるさく言っておらず、京都の各々の銭湯の味、良さがよくわかる本だと思います。