石川県のお風呂屋さん

bathhouse2006-03-06

セントー隊で金沢に行きました。
セントー隊と言っても、旅の目的は銭湯に行くことの他にも色々あり・・・。
もちろん、私は銭湯に行くことが1番の目的でしたが。


当初は、セントー隊のメンバー全員が私の手下となって、私が目をつけた金沢の銭湯のいくつかに行くはずでした。
ですが、当日は金沢に夜に到着し、さらに雨で、セントー隊を組織することが出来なくなってしまいました。
しかたなく、目をつけた銭湯の中から「これ!」という1つを選び出し、みんなで車に乗って行きました。

石川県の公衆浴場組合のHPは充実しており、各銭湯の特色が書いてあるので、それを元に選びました。
私が選んだのは、旭新温泉。
決め手は、壁一面にタイル絵があるということでした。


実は第一候補は金沢で1番古いという銭湯だったのですが、そこは、時間的に閉まってしまうということで、旭新温泉になりました。


車で行くと、駐車場がいっぱいでどこに止めていいのかわからないので、車から降りて、停める場所を聞きに行きました。
初めて訪れる銭湯に1番最初に足を踏み入れるとき、実はとてもドキドキします。
旭新温泉の玄関は少し変わっていました。
下駄箱がある広いホールという感じなのです。
カラオケボックスの機材や、なつかしのぶらさがり健康機が置いてあります。
その向こうに、男・女と分かれた入口があり、緊張しながら扉を開きました。
扉を開くと、すぐ番台になっていて、おばちゃんがお客さんと喋っていました。


無事に車を停めることも出来、男子チームと落ち合う時間を決めて、いざ入浴!

脱衣所に入って気づいたこと。
プラスチック製の四角い籠もあるのですが、藤の籠は丸い。
一説によると、籠のかたちで関東と関西のかたちが変わるそうです。
関東の籠は丸く、関西の籠は四角いのです。
金沢は、どっちだろう?


浴室は天井が高く広い感じがしました。
日替わりのお湯はワイン湯だったのですが、京都で日替わり湯があったとしてもひとつの浴槽のみ。
ところが、ここは浴槽全部がワイン湯になっているのです。
そして、私が心の中で歓声をあげたのは、やっぱり壁一面のタイル絵。
細かく、四角いタイルでヨーロッパっぽい山や家や川などの景色が書かれていました。
結構圧倒されました。
お風呂から出てみると、ほかのみんなはそうでもなかったみたい。
そういうもの??
浴場から上がると、本浴場では地下水を汲み上げ、薪で湯を沸かしているという張り紙が。
ネットで調べたところ、地下水を汲み上げ、薪で湯を沸かすという銭湯は他にもありました。
こういう業者がいるのだろうか。
帰るときに番台のおばちゃんに聞こうと思ったのですが、常連さんとずーっと話をしていたので、聞けずじまい。
(本当にずっと。「もう帰るわ」といってから10分以上は確実に喋っていた。)

ここの銭湯は、地域の交流場であることが、とてもよく分かる場所でした。

石川県公衆浴場組合は銭湯での入浴の普及に力を注いでいます。
http://dimp.net/sento/goshigoshi/index.html


個人的には、金沢はとてもよいところでした。
あまり堪能できなかったので、もう1度行こう。
もちろん、そのときの旅の1番の目的も銭湯に入ることです。