豊陽温泉【座る場所は?の巻】


しばらくの間、更新していませんでした。
ごめんなさい。

今日は雨が降っていたので、長靴で来たらおそれていたとおり雨がやんでしまいました。
私が長靴履く日って、たいていこう。
建物に入った途端、雨がやんだりとかね。
でも、これから梅雨が始まるにあたり、長靴を一足持っておくと便利です。最近はおしゃれなのがたくさん出ています(AIGLEとかCARNETとかで)。そういうのは、少しお高いですが。雪が降っても長靴ならスニーカーよりも滑らないので、本当に助かります☆



まぁ、そんなことはどうでもいいのです。あくまで前座の話です。


さて、最近、大分県中津市というところに行って来ました。中津市福沢諭吉の生家があり、蘭学の里として町おこしが行われています。蘭学といえば、杉田玄白の「解体新書」を思いつく方がいるかもしれませんが、医学や解剖(学?術?)も蘭学として輸入されていたわけです。
そういった意味で、中津市は医学史の里といえるかもしれません。

私は旅先(今回のは旅行とは呼べませんが)で、なるべく銭湯に行くようにしています。当然今回も行きましたよ!

まず、出発前にネットで目ぼしい銭湯を探すのですが、そのときにいつも自治体ごとの組合のHPを利用していました。
ところが!大分県の組合のHPは、なかった・・・。
実際、HPを持っていない組合の方がかなり多いのです。
そこで、私が利用したのは、iタウンページ。
地域と、業種(ここでは「公衆浴場」か「銭湯」)を選択すると、地図も含めてちゃーんと、出てくるんですね。
検索した結果、中津駅周辺・中津城の近くにいくつか銭湯がありました。運が良いことに、宿泊するホテルの近くにも1軒あり☆
iタウンページかなり使えることを実感。
ただ、問題は営業時間までは記入されていないこと(あたりまえか)。
それも電話して聞けば解決できる問題です。
経験では、銭湯の人は丁寧に教えてくれます。


中津には2泊しましたが、1泊目の夜、早速ホテルの近くの銭湯に行きました。それが豊陽温泉。
まず、思ったことは、料金が安い!
280円とは、京都より100円くらい安い。
豊陽温泉は、京都で私が行ったことのある銭湯に比べ、かなりせまいというか、小さかったですが、サウナもあり、また趣きもありました。何より地域密着型。おばちゃんたちが、ずーっと(石川の旭新温泉よりも)集団で話している、そういうところでした。先にあがる人が、「おやすみー」と言って浴場を出て行くのも、印象的。きっと毎日こういった光景なんだろうなーと思わせる銭湯でした。


私は地域密着型の銭湯に行くと、ものすごく緊張します。緊張するというか、背筋がのびるようなポジティブな感じの時もありますが、文字どおり緊張するときもあります。
地域密着かげんが面白くて楽しいときもありますが、自分が緊張状態にあったり、精神的に疲れていると、人前で話す以上にあがることもあるくらいです。
この時は、かなりの緊張状態にあって、当然、緊張しながらお風呂に入ったわけです。
京都の地域密着型銭湯には、ここは○○さんの場所という風に決まっているところもあったりして、私の感覚ではなんとなく浴場の入り口に近いところが新参者の場所という感じがありました。また、それでまちがった感じも、しなかったのですが・・・。
そのとき、浴場の中は結構混んでいて、奥の方に座る場所もないように見えました。緊張状態にある私は、当然のことながら、入り口の目の前に座りました。私の後ろには浴槽があって、そこで4、5人のおばちゃんが腰掛け、談笑していました。


何かおかしいと気づいたのは、それから間もなくです。
私の後ろで話していたおばちゃんたちやその他の人たちが、浴場からあがるとき、わたしの真横のシャワーで上がり湯(だっけ?言葉間違ってるかも)をしていくのです。もしやここの銭湯は、入り口の近くはあがるときに湯を浴びる場所で、普段は座っている人なんていないんじゃなかろうか?
しかし、気づいたときには、緊張していることもあり、すでに誰にも聞けない状態。そそくさに、と言いたいところですが、いたって落ち着いて(落ち着くようにして)、体を洗い浴槽に向かいました。
・・・誰かに聞いておけばよかった。もったいない。


次の日は、想定どおり帰るのが遅くなり、銭湯には行けませんでしたが、その次の日、お城の近くの銭湯を探し写真をとり、ついでに面白いものも見つけたのでした。
その続きはまた次に。